祈り。


映画『大丈夫であるように ―Cocco終らない旅―』を観てきました。

http://www.dai-job.jp/

於いて渋谷シネマライズ
ようやく迷わずたどり着けるようになりましたよ。
去年から今年のアタマにかけて行われたCoccoの『きらきら Live Tour』。
Zepp Nagoyaを皮切りに全国17都市で行われたライヴ初日の2007年11月21日から、2008年1月23日、Coccoの故郷沖縄で、『きらきら』録音時にお世話になった村の人たちに挨拶をしてまわるまでの2ヶ月あまりを、是枝裕和が密着する。
タイトルは名古屋のライヴのMCから。

大丈夫かどうかは自分が決めることだから、大丈夫であるようにって思ってる。

Coccoの言葉はわたしに響く。
Coccoに届いた核再生処理施設のある青森県六ヶ所村の少女からの手紙。
危険と隣り合わせの故郷での暮らし。
でも、それを受け入れ生活する人たち。
人は、生きているだけで、誰かに色々なものを背負わせてしまっているということ。
誰も身軽には、ほんとは生きられない。
死ぬことと、生きること。
子どもの未来には、花が咲いていて欲しいと祈ること。
色々なことがある、だから、唄う、ということ。
『きらきら Live Tour』の最終日を見たわたしは、頑張ってきた自分たちへのご褒美みたいなライヴだと感じた。
でも、そのライヴが終わった後、Coccoは自分の力なさを思い知っていた。
少なからずショックだった。
それでも、知れてよかったと思った。
彼女の祈りが届くように、わたしも祈りたい。